自分だけのお気に入りの絵を見つける
あ!好きだな!この感じ。
画廊めぐりしていると、当然のことながら気になる絵に出会うことがあります。
あなたはそんな出会いをしたことがありますか?
もしあったとしたら
その絵のどんなところに魅力を感じましたか?
世の中で評価されているからとか、有名だからという理由だけでなく
その絵を描いた作家の世界観とあなたの感性の間にに響くものがあったからだと思います。
画家の世界観に触れてみよう
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絵を見るときは、そりゃある程度の知識はあった方がいいと思います。
は、なくても十分楽しめるとは思います。
美術の文脈など知らなくても楽しめます。
それは作家の世界観に触れてみることです。
何よりもの前提として1枚の絵には作り手の思いが込められています。
例えば山田けんいちの世界観
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自分を例にしてみます。
森に集まる子羊や兎たち、木々にとまる小鳥たち。
食卓の猫、兎、子犬などが愛らしい主張をしています。
具象で日常的でありながらも非現実的で物語の中の世界のよう。
こども向け絵本のようでもあり幸福感、癒しとなごみを感じさせます。
日常的な事、身の回りのことを描いているうちに少しずつ
そんな世界観が出来上がっていきました。
気に入ってくれるファン、感性が合う方々が少なからずいます
絵を見にいく
できるだけ、たくさんの世界観に触れて欲しいので、
まずは美術館や画廊めぐりをしてみましょう!
画廊なんて初めはよくわからないかもしれませんが
数を見ていくうちに鼻が効くようになり
アンテナの感度も高まっていきます。
そして作品の魅力はネットや写真ではわからないです。
実際の原画をみることは大切なこと。
やはり実際の大きさ、質感で見る方が得るものは多いでしょう。
1枚の絵に何が描かれているのか?
絵をよく見てみる
ぱっと見て、一目惚れするかもしれないし、さっぱりわかないないかもしれません。
まずはよく観てみます。
具象画だったら風景かな人物かな?
それとも抽象画だったら例えば自然とかを感じさせるもの?
幾何学的なもの?
色はどんな色?
どんな絵の具を使用している?油絵かな?日本画かな?
明るい感じ?暗い感じ?渋い?かわいい?
フレンドリーに何か語りかけてくる絵?
それとも理解されることを拒むような我が道のタイプの絵?
そんなふうに絵とお話しするように見て世界観を探ってみましょう。
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作家とはなしをしてみる
個展会場に作家さんが在廊していたら
話も聞いてみるといいかもしれません
どんなところに気を使って描いている?
いきなり直接書き始めるのか?
それとも構想を練ってから始めるのか?
とか思いついたことを訪ねてみる。
ときには新しい感覚に触れることができるかもしれません。
絵にとって大切なこと
へタクソでも自分の言葉を持っているか。
自分の好きなことが作品に反映されているか?
自分と対話し深く掘り下げているか?
そんなことが大切だと思います。
画家さんからそんな部分を引き出せたらいいですね。
そして自分にとって魅力的な作品にぜひ出会ってください。
同時代の作家と共に成長、変化していく楽しみ
ところで自分と同時代を生きる作家の場合
自分と作家が共に成長、変化していくのも楽しみの1つです。
お気に入りの作家がいたならば展示のたびに観にいくなど長い目でみてあげてください。
作風は数年おきに変化していきます。
自分の作品に対する見方も変わっていきます。
これはミュージシャンとかも同じですね。
たくさんの作品、作家の絵に出会って
絵画ファンが絵を通してより良い人生を送れたらいいな、と思います。