絵を習う

絵を習ってみたい人へ/絵画教室の探し方

絵を描いてみたいけど・・

絵を描いてみたいという気持ちがあるけれど
一人では何から始めていいかわからない人は多いと思います。
そんな時は絵画教室とかに通ってみようかと考える人も多いでしょう。

習う方が近道

絵の描き方について大抵の場合インターネットで調べると思いますが
情報収集ばかりして、かえって混乱してしまい中々描き始めることができないかもしれません。

でも、あなたがもし絵画制作を生活の一部にしたいと思っていて、
手をこまねいているのなら、相性の良い先生を探して習ってしまう方が近道だと思います
描き始めるきっかけは、なるべく早く作ってしまいたいですものね。

たくさんある学校、教室の中から自分にあった場所が見つかるといいですね。
今日は
1:絵画教室の探し方についてのポイント
2:通うときのの心がけ
3:僕が行っていた学校について、書いてみようと思います。

絵画教室

絵画教室の探し方についてのポイント

教室に対する希望を洗い出してみる

  1. どんな絵を描きたいかを明確にする
    あなたはどんな絵を描きたいですか?
    イラストレーション?写実的な絵?自由に描きたい?技術的なことを学びたい?憧れの作家のように描きたい?
    ある程度、明確にしておいた方がいいと思います。
  2. 使ってみたい絵具はありますか?
    絵具だけでも油、水彩、アクリル、岩絵具など色々ありますね。
    展示会などでたくさんの絵を観るとき、それぞれの絵の具の質感、発色などよく観察してみてください。
    試してみたい好みの絵の具がある場合も教室を絞るときのポイントになるかと思います。
    でもわからない場合、こだわらない場合もあるかと思います。
    そんな時は色々な画材を試せる教室や他の優先事項で決めても良いかと思います。
  3. 道具は自分で用意する?
    道具は教室にある場合もあるし自分で用意する場合もあります。
    取り組む画材や内容によっては大荷物になるかもしれません。
    作品の保管が可能なのかも確認した方が良いかもしれませんね。
  4. 授業料
    月に5000円くらいのところもあれば1.5万円以上のところもあるようです。
    一番多い価格帯は週一で1ヶ月あたり1万円前後だと思います。
  5. 場所
    知人には新幹線で通うという強者もいましたが、
    自分の体力気力と相談して通える範囲で選んでください。
    いつかは卒業するわけですが何年か通うわけですから無理のない方がいいと思います。

    通うのが時間的に難しいとか、地方など近くに無い人は
    今の時代、オンライン教室とかもあるので、探してみてください。

自分にあった絵画教室の見つけかた

相性のいい先生と出会うのが一番難しいですね。
子供の頃、先生と相性が悪くて絵を描くのが嫌いになってしまったいう話はよく聞きます。

探す時は、とにかく情報収集しましょう。
行ってみたい教室がある場合、通っている知人に聞いてみたりネットで体験談や口コミを探してみてください。

各教室のwebサイトでも、それぞれの雰囲気が伝わってきますのでよく読んでみて。
その教室が何を大切にしているか明確なところは好感が持てます。

体験コースとかあるのであれば覗いてみると良いと思います。
しばらく通ってみて居心地悪いなとか、厳しすぎるなとか、感じるようであれば変えた方がいいかもしれません。
100人いれば100通り。方法も性格も経験も専門も違います。

絵画教室に通うときの心がけ

絵画教室に通う前から話していいのか迷うところですが
教室で習うことはゴールではなくスタート、あくまでもきっかけです。
大変なのはこれからという話。

どんなに、いい先生に出会っても慣れてくるとルーティン化します。
ただ授業を受けにくるだけになり
先生、教室に丸投げしがちになります。
その都度、発見があるとか充実感があればいいのですが・・・

退屈になってきたら改めて自分は何を描きたいのか考えてみるといいかもしれません。
やはり長く描き続けるには
自分の個性について、描きかたの探究など
自問自答は必要です。

もちろん無理に背伸びする必要はありません。
自然体で構わないので。
ゆっくり探ってみてください。
『自分だけの言葉を使って自分の世界を語れるようになる』
ここは技法、技術を学ぶことより大切です。

絵から離れてみる

これが楽しめるならいいのですが
苦しいかもしれません
絵に関して色々やってみたけれど、すぐに結果に結びつかない時もあります。
もしかしたら一度絵から離れてみることも必要かもしれません。
離れたからといってムダになるわけではありませんから。水面下では育っていって数年後に再開する可能性もあるわけだし。

音楽や映画とか絵以外の分野だって探ってみる価値もあるかもしれません。
いろいろなものを経験して混ざり合っていく方が人生は豊だとも思えます。

話は戻りますが
ルーティン化予防の工夫として
他には新しい用紙や新色の絵具を試してみるとか、
どこかに応募してみるとか、グループ展、個展を開催するなど
自分でも楽しく続ける工夫は必要かと思います。

当たり前ですが教室だけでなく家でもできるだけ制作してね。

出会いは大切に

自分で自分の探究ができるようになれば
作家として一人でやっていけると思いますが
まずは相性のいい先生、教室に出会えるといいですね。
いつかは卒業するとはいえ
絵を一生、楽むためのきっかけを作ってくれる場所。
いいご縁に恵まれて、描く楽しみを自分のものにしてください!

僕の行っていた学校

先生が亡くなってしまったので今はありません。
イラストレーターが多く育って行った学校でした。
2年制で半年ごとに生徒を募集。
入学試験は無く、くじ引きで決める。
バイトしながらの人が多いので夜間部は特に人気が高い。
僕は1回で受かり(当たり)ましたが中々通らず何回も応募する人もたくさんいたようです。
2年制で週3回で3時間程の授業。
授業料は半年ごとに6万円ちょっとでした。
週3回で半年6万円は安かったです。
大学卒業後働きながらの通学でしたので助かりました。

授業は
①1ポーズ10分のデッサン(コスチューム、裸体)の日
②水彩によるタブロー制作の日(みんなでモデルさんや静物を囲んでタブロー制作)。
他に写生会などいくつかありますがメインはこの2本立て。
タブロー制作の時は授業の最後に全員の絵を並べての合評会。
先生は何十枚もある中からいい絵を探して、『この絵はここが上手い』などと褒めていくスタイル。
ここで他の人の絵と自分の絵を比較することで上手な人の影響を受けたり、自分の個性を育んでいったように思います。
生徒数は1回あたりの授業で40人くらいだったかな。
このやり方の場合、少数よりも比較する人がたくさんいたのでよかったです。
教わるというよりは自分で育っていく感じです。
イラストレーターがたくさん育ったけど授業はイラストって感じではなかったように感じます。
フツーに絵を描いていた。だからイメージと違うと言って辞める子もたくさんいました。
ユニークな学校でした。こんな学校は今はないと思います。

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