絵が売れないジレンマ
絵で食べていくのは大変。
でも絵で生活していけたらなー。
何とか売れないかな?
多くの絵描きががそう思うのは1度や2度ではないでしょう。
絵描きとして生きていくって何だか大変そうですね。
絵を描くだけでは無名のままなので
自分でもプロデュースしようとSNSやらブログやら売れるために努力をやってみますが
不器用な人は、疲れてしまいます。
文章が苦手な僕はどちらかというと、このタイプです。
そういうことにフォーカスし始めると
そもそも向いていないことをしているので
制作活動に狂いが出てくるというか
リズムが停滞してきます。
それは個展の後味にまで影響します。
これは何だか違うな
売れるための努力の他にも大切なことがあることは分っていたので
ジレンマに陥ってました。
本当に欲しいもの
作品発表を長く続けていくためには
売れるという結果以外にも大切な物が何かあるようです。
画家は絵を描いているでけでは満足できず
人に見てもらいたいという気持ちから個展を開くわけですが
個展もコンサートと一緒でお客さんと共鳴できたかどうかが重要なのです。
作品が売れたとか売れない以外に
そんな気分的満足感が欲しいのです。
それが満たされると心が健康になり楽になります。
ゆっくり、あせらず、長い目で
早く結果を出して楽になりたい。
という気持ち確かにありますし、
結果を出すことも大切ですが
素敵な個展をすること。
そしてお客さんと楽しい時間を過ごすことが大切です。
そのためには
あせらず創作を続けること。
絵を描くことを楽しむこと。
充実した日々を過ごすことだと思います。
作風は時間と共にちょっとずつ変わっていきます。
それに丁寧に付き合ってあげる。
制作を通して自分を育むこと。
個展で発表するのは作品だけでない
個展を開催するとはそんな日々のことも含めての発表だと思います。
日々を意識すると制作期間が充実感します。
そして納得した展示ができたときは気分が良いものです。
表面に見えない部分までお客さんには伝わっているようで
感動は様々な角度から感じるようです。
作品を長い時間かけてみてくれたり
暖かい言葉をくれたりすると嬉しいものです。
絵を描くことは贅沢な旅
現代はスピードが優先される時代ですが
何でもインスタントでできてしまっては面白くありません。
絵を描く時くらいはゆっくりでがいいです。
現代の流れとは違うスピードで生きるのも面白いかと思います。
大昔のようにたっぷりとした時間の流れを感じてみてください。
手間ヒマかけて自分と向き合った時間を
たくさん持っている人が豊かなのではないかなと思ったりもします。
絵を描くことは贅沢な長い旅をしている感じではないでしょうか?
もちろんできる範囲でSNS,ブログはやる
もちろん現代のあり方を否定しているわけではなくて
facebook,インスタグラム、ツイッター、ブログなど
自分のことを知らない人たちに知ってもらえるツールがあるのは便利なことです。
好きな人はどんどん使うべきだと思うし
苦手な人も、無理のない範囲で利用した方がいいと思います。
バランスよく利用して、良い出会いにつながるといいなと思います。