ロンドンへ行ってきました
10月下旬にロンドンで開催されたグループ展に参加しました。
オープニングパーティーに出席するため、現地まで行ってきました。
長く銀座中心で展示をしてきましたが、
10年以上もやっているとマンネリを感じてきます。
時には新しい刺激も欲しくなってくるんですね。
今だと海外のアートフェア―に参加するのがいいのですが
今年は準備期間と考え、アートエージェンシーの主催する
グループ展に参加することにしました。
参加した企画はドイツ、アブダビ、ロンドンの3つ。
思わしくない結果
いろいろ手を出しましたがどれも思わしくない結果となりました。
振り返ってみると、焦りがあったり、妥協があったのかもしれません。
そういう中で選んだものは、うまくいかないものです。
オープニングパーティーでは多少の反応も感じられたのですけどね・・
成功もあれば失敗もありです。
自分としては作品はどれもとても良いものばかりなので、いずれどなたかの手に渡ると思いますけど。
グループ展は難しい
今回は一人2点の展示だったけど自分の世界観を表現すにはもっと枚数が必要だと思う。
見応えがないのです。
やはり数を飾れる個展の方がいいです。
グループ展というのは難しいものです。
統一性がないと作品同士が生きないのです。
自分の個性がうまく浮かび上がってこないのです。
こういったグループ展は難しいね。
参加してよかったこと
実際に参加したりギャラリースタッフさんの会話したりする中で見えてきたことがあります。
海外のお客さんが作家に求めているもの
ロンドンの展示では準備段階からしっかりした説明文(コンセプト、作品の背景など)を用意することを要求されました。
日本と違い欧米ではコンセプトなど作品に対して掘り下げた質問も多いとか。
そのためしっかりした説明の用意が必要となります。
今は現代アートが主流なので高度で難しい論理的な内容がいるのかな?とビビりますが
そういうわけでもないようです。
まずどんな作家がどんな思いで描いているのか?
自分が考えていること、感じていることを素直に伝えることが必要。
そして作品の魅力を裏付ける魅力的なストーリーなどが心に響いた時に
購入に至るそうです。
だからしっかりとした説明が必要なのです。
でも日本では、このように説明を求められたことはあまりないので作品を言語化する習慣がないのです。
こういったことは海外の展示では、基本的な事だけど実際にやってみないと身につかないものです。
今後の活動におおいにフィードバックしたいと思います。
近況~来年のこと
先日、我が家に遊びに来た台湾の客さんが作品を買ってくれました。
その流れで、台湾に来て展示しない?とお誘いいただきました
なので、来年はそちらで個展ができるかもしれません。
失敗することもありますがこんなふうに思わぬ展開もあります。
年明けに台湾へ行ってお話をしてこようと思います
進展するといいなー。