使いやすいのはやっぱり水彩絵の具
みなさんは絵の具で絵を描く時などんな絵の具を使っていますか?
僕の習っていた教室では透明水彩絵の具を最初に与えられました。
水溶性絵の具は手入れも楽で気軽に使えます。
絵を描くことに慣れ親しむに、おすすめの絵の具です。
常識にとらわれない透明水彩絵の具の使い方
教室で習った絵の具の使い方は水彩画の伝統、常識から自由でした。
透明水彩の常識とは・・
例えばホワイトのつか方などについて
「透明な水彩絵の具で白い紙に描くのだからホワイトは使わないはずだ」
と指摘されるかもしれません。
もっともらしい理屈でホワイトを使うのは邪道だというのです。
淡い色も白を混ぜないで、水で薄めるそうです。
でも僕の教室では
「ホワイトもどんどん使っていいよ。」でした。
透明水彩の透明を生かして描くのは、
なかなか難しいことだし
技法の話になってしまいがちです。
でも絵具の種類や技法の話などは
いい絵が描ければ、どちらでも良いのです。
まあ、初めから不透明(ガッシュ)でもいいかもしれません。
油絵って初心者に勧められるか?
僕の教室では油絵の具はあまり勧めていませんでした。
油絵は絵肌の質感(マチエールという)などをこだわるのには面白いが
技法的ことにこだわってしまうのは、ちょっと違うのだそうだ。
僕は油絵をやったことがないし、めんどくさそうという先入観があります。
なので絶対におすすめしません、とは言えませんし
人によっては油絵の具のほうが合うかもしれません。
技法的なことよりもいい絵を描くことが大事
絵にとって一番大事なのは構図、色のありようで
技法や工芸的のこだわるのは、その次の話だよ。ということです。
難しいのはイヤですよね。
子供さんや初心者の人には
技術的なことで悩むより描くことを楽しんで欲しい物です。
水彩絵の具は難しい
ところで水に溶けて気軽に使える水彩絵の具ですが
個人的には難しさを感じていました。
特に透明絵の具の場合、
一度描いた物の上に他の色を塗り重ねた時、下の層の絵の具が解けるのです。
不透明のガッシュは隠蔽力があるのでまだいいのですが
透明水彩はどんどん混ざって複雑な色になっていきます。
大幅に修正しようとしたり、急いでいると
紙も水分を含んで、表面がボロボロになっていきます。
それを味として生かす方向もありですけどね。
でも、どちらかというと不透明絵の具の方が使いやすいと思いました。
小学生用の水彩絵の具は?
小学生用のサクラマット水彩や、ぺんてるエフ水彩などは
子供向けなので僕は使ったことないのですが
透明と不透明、性質の両方を持っているらしく
使いやすいかもしれません。
ちょっと興味湧きますね。
おすすめはアクリルガッシュ
他にはアクリル絵の具があります。
アクリル絵の具も水溶性です。
しかも比較的早く乾き、乾くと耐水性になるところがポイントです。
アクリル絵の具にも2種類ある
①普通のアクリル絵の具(色によって透明度が異なる)と
②不透明ガッシュがあります。
普通のアクリル絵の具は透明度の高い色も多いので扱いが難しいのですが
僕はアクリルグァッシュ(不透明)をメインに使うことで苦労することが減りました。
隠蔽力がり広い面をフラットに塗れるためデザイナーにも使われているそうですが
うっすらと下地も残してくれるので重ね塗りも楽しめます。
技術的に難しさを感じることが減ったので
絵を描くことに集中できるようになりました。
気が済むまで変更や重ね塗りができるようになりました。
透明アクリル絵の具も併用することで表現の幅は広がりますよ。
なので、とりあえず僕のお勧めとしては
アクリルガッシュや水彩不透明ガッシュです。
メーカーはターナーやホルベインなどでよいと思います。
最初は12〜18色セットを買って、好みの色を買い足していけばいいでしょう。
色々試してください
もちろんこれが絶対というわけではありません。
油絵の具の方が合うという人もいて当然です。
絵の具は何十万円もしません
あまりコスパとか気にせず多少贅沢な気持ちで
色々試してみることがいい思います。
アクリル系、ガッシュ絵の具の注意点
パレットと筆:不透明ガッシュは固まると落ちにくいし
アクリル系は耐水性になるので完全に固まります。
紙パレットなどを使ってくださいね。
筆はすぐに洗うか、水につけておいたください。
まずは楽しむ
アクリルガッシュの色の耐久性はアクリル絵の具より劣ると言われています。
でも使いやすいんだよね。
さっきも書いたように技術的なことで悩むより
まずは、たくさん描いて楽しむことの方が大切な気がします。
最後に水彩ガッシュとアクリルガッシュの違いについての動画貼っておきますー。